★産前産後の骨盤ケアで ”小尻ママ”でいってみよう~!
妊婦の骨盤保護と産後の骨盤矯正
妊婦は胎児の大きさで刻々と骨盤の形状が変化します。
そのときに見合った骨盤の矯正をしないと逆効果はおろか、胎児に悪影響を及ぼします。
また、出産後の母胎回復の遅れや スタイル回復に悪影響を及ぼすので、正しい知識でしっかりケアしましょう!!
時期 |
用具 |
目的 |
注意 |
妊娠初期 (お腹が大きくなるまで) |
常時:KPパンツ (腸骨上部の保持)
一日数回:BCB(緑) |
腰痛予防 骨盤が大きくなりすぎるのを防止し、 |
昔は妊娠五ヶ月の戌の日からさらしを巻いたが、 |
6ヶ月 (お腹が大きくなってから出産半月まえまで) |
BCB(赤)ゴムバンドのX巻き(胎児保持)
トコちゃんベルト |
胎児を持ち上げるようにサポートしましょう。骨盤が広がり過ぎないように下部をサポート。X巻きは上下同じ強さで胎児の重さをサポート!! |
お腹を上から締めすぎると胎児の発育不良や、
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出産半月前 |
医師の指導に従うのが原則 ・ BCB赤ですくい巻き可 ・ トコちゃんベルトも可 |
骨盤をゆるめるホルモン(リラキシン)が40週目で最大に出て靭帯が柔らかくなり、産道が開くように骨盤が変形を始めます。 |
産道が開くことを妨げないように自由にしてあげましょう。 |
出産日 |
ベルトの締める力は控えめに! |
安静、清潔に! |
締め付けて骨盤を絞めようとすると、残留胎盤が出られなくなる。 |
出産後2週目~ 産後2ヶ月 |
BCB(赤)ゴムバンドのX巻き トコちゃんベルト KPパンツ |
産後のスタイル回復、恥骨痛防止にはこの期間が最も重要! |
骨盤の靭帯が柔らかい内に修正出来ないと、恥骨が前に出たままや、離れたままで恥骨結節が固定されてしまいます。 |
産後3ヶ月 |
KPパンツ |
スタイル向上 |
恥骨痛防止の骨盤矯正を定期的にうけましょう! |
6ヶ月以降 |
解放~! |
これであなたも美小尻ママに!!
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骨盤は間違った場所を締めると大変! | ||||||
正しい巻き方 |
間違った巻き方 |
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正常骨盤 |
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裾広がり骨盤
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◎キリッと締まったキュートなハート型の小尻 ◎骨盤横ラインのが下狭まり 太もものの骨が下狭まりで、膝がくっつく ○骨盤底筋群は良い緊張を保てる ○3つの穴(尿道・膣・肛門)はしっかり締まる |
×骨盤の横ラインがほぼ平行 太もものの骨がほぼ平行で、膝がくっつかずO脚 ×大きなピーマン型のお尻 ×底面積は拡大している ×骨盤底筋群は引き伸ばされ、出産後の恥骨痛、腹直筋離開(腹直筋の肉離れ)の原因となる。 ×3つの穴(尿道・膣・肛門)はしっかり締まらず、胎児に直接押されて尿漏れ、子宮脱、痔・脱肛をおこしがち |
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なぜ、妊娠中に腰痛が起こりやすいのか!? |
妊娠反応が+に出る頃、つまり妊娠4週頃から、出産に備えて骨産道を広げるために、胎盤の元となる組織=絨毛から、リラキシンというたホルモンが分泌され、40週目で最大となります。 その作用で骨盤を支えているじん帯がゆるみ、骨盤がグラグラになってきたところに、どんどん大きくなってくる赤ちゃんを支える負担がかかるため、全く腰痛知らずだった人ですら、いきなりお尻が重だるくなったり痛んだりすることがあります。 また、出産直後から、正しいケアをしないと、ゆるんだ骨盤が元に戻る際に歪んでしまいます。特に、出産直後きついリフォーム・ガードルや産褥ニッパーをつけることにより上記の写真のように骨盤の底が開いてしまい尿漏れ、大きなヒップの原因にもなります。反対に既に骨盤の歪みによる腰痛のある方には、妊娠中~産後1~2ヶ月は歪みを矯正する絶好のチャンスということになります。 |
≪産前≫
日本には妊娠5ヶ月の戌の日にさらしを巻いて、安産を祈る習慣があります。
しかし、これは日本特有の習慣であり、医学的な意味はありません。
それどこ ろか「日本人に妊娠中毒症が多いのは、この習慣が原因」と、産婦人科の教授らによって指摘されています。それはなぜ、なぜ?
妊婦帯やガードルなどで、おへその上までしっかり締めると、子宮の中で赤ちゃんがママの背骨に押しつけられます。
すると、その間にある大静脈が圧迫され、下半身から静脈血が心臓に戻りにくくなり、足がむくんだり(浮腫)、静脈が太く浮き出るようになります(静脈瘤)。
また、大動脈も圧迫されると腎臓に行く血液が減ります。
すると、オシッコが作られにくくなりますので、腎臓から「もっと血圧を上げて血液をたくさん送ってくれ!」というホルモン(アンギオテンシン)が分泌されます。
そのため、高血圧になり、腎臓の機能が低下して蛋白尿が出たりします。
どうですか? 妊娠中毒症の三つの症状、浮腫・高血圧・蛋白尿が、見事にそろいましたね。
また、胎盤に行く血液も減って胎盤が弱り(胎盤機能不全)、赤ちゃんが栄養不足になったり、弱ってしまうのです。
妊婦帯を強く締めないと胎児が大きくなり過ぎ難産する(?_?)という質問がよくありまが、これはかなり当たっていて、強く締めると赤ちゃんは栄養不足になり、大きくなれません。
そのため、安産となりやすいのですが、最悪の場合、胎盤の一部がはがれ、赤ちゃんが胎内で死んでしまうこともあります。
貴女はこんなことをしてまで、小さい赤ちゃんを産みたくはないでしょう?
骨盤高位で、胎児を上にずらしてから、おなかを支えるように巻くと胎児に負担がかからず、内臓も下に押し込まれません。
妊娠中も産後も、骨盤の下半分をしっかり締め、腰骨の張っている所は強く締めず、おヘソから下のお腹は軽く支え、おヘソより上は決して締めないで下さい。
☓ 妊婦帯の間違った巻き方 | |
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◎妊婦帯の正しい巻き方 | |
骨盤高位で、胎児を上にずらしてから、おなかを支えるように巻くと胎児に負担がかからず、内臓も下に押し込まれません。 妊娠中も産後も、骨盤の下半分をしっかり締め、腰骨の張っている所は強く締めず、おヘソから下のお腹は軽く支え、おヘソより上は決して締めないで下さい。 |