スポーツドリンクもいろいろありますが、各社成分や特徴が違うので、
目的がある方には、合ったドリンクを選ぶべき!
当院が「攻めるスポーツドリンク」として 考えるのが、
1)ダイエットも考えながら 十分な塩分を摂るために選ぶなら
「大塚製薬 ポカリスエット・イオンウォーター」
2)激しいスポーツしながら水分補給しながら 疲れを癒やしたいなら
「大塚製薬 アミノバリュー」
3)あ、やばい。熱中症になったかもしれない!という時の対処には
「大塚製薬 OS-1」
4)スポーツする前に錠剤でとって、長時間、ゆっくり腸内から塩分補給し、
ドリンクを取る余裕がないときは、「内藤商店 タブソルト」
を推薦します。
なんとなく、大塚製薬の商品が多くなりましたが、もともと、点滴(輸液)でのシェアが日本の50%を占める同社の製品は、スポーツドリンクでも、一歩抜きん出ていると思っています。
各ドリンクの特徴
ポカリスエット(大塚製薬)
- 【長所】体内の水分に似たイオンを含んでいて、イオンバランスを整えることができる。(OS-1を除く)一般的なスポーツ飲料では、もっともナトリウム濃度が高く、激しい運動・発汗に対応できる。
- ポカリは糖分(ブドウ糖)が多いことをカロリー的に嫌う方が多いのですが、実はこれは間違い。塩分が体に吸収されやすくするには、ブドウ糖と合わせると吸収時間が早くなることから、大塚製薬ではあえてブドウ糖を使っています。スポーツ飲料に求められる機能を追求すると、ポカリスエットになります。
- なので、「ポカリは糖分が多いので、粉末を半分に薄めて飲む」という、機能を無視した都市伝説的使い方はしないようにご注意ください。
- 【短所】塩分、糖分が多く、カロリーが高い
- カロリーを気にする方には「ポカリスエット・イオンウォーター」をお勧めします。
アミノ・バリュー(大塚製薬)
- 【長所】持久系アミノ酸「BCAA」(ロイシン・イソロイシンという3つの必須アミノ酸が含まれ、運動前に摂取すると、乳酸の産生を遅らせ、持久性運動能力の維持ができる機能性飲料。当然ナトリウム量も強負荷に対応した高濃度含有
- クエン酸も多く含まれ、疲労回復のアシストを行う。
- 人口甘味料を使い、カロリーオフ
- 【短所】薬局や通販でないと、入手困難
OS-1(大塚製薬)
- 【長所】OS-1は、軽度・中等度の脱水状態時の食事療法のために開発された飲料
- 熱中症になってからの対処として考えらるのはこれしかない!とお考えください!
- 【短所】熱中症になる前に飲んでも、まずい!の一言! でも、なぜか、極限状態で飲むとほのかな梅味(クエン酸)で不思議と飲めます。
アクエリアス(コカ・コーラ)
- 【長所】安い! どこでも売っている
- 【短所】人工甘味料を使っているためカロリーは押えているが、糖分量が多い。
- 肝心のナトリウム量が若干少ない。激しい運動にはポカリスエットをお勧めします。
ヴァームウォーター(明治)
- 【長所】17種類のアミノ酸が配合されていて、運動前の摂取に向いている
- カロリーゼロ!
- 【短所】独特な風味は好き嫌いが分かれる。
- ナトリウム含有が少なく、激しい運動には向かない。
アミノバイタルボディリフレッシュ(カルピス)
- 【長所】スポーツのエネルギー源として効率が良い果糖が配合されている
- 【短所】クエン酸が配合されていないため、スポーツ中に糖質を吸収しにくい
ゲータレード・ラン(サントリー)
- 【長所】ナトリウム濃度が高く、激しい運動に向く。
- 複数の炭水化物を使用し、1本でバナナ1.5本分のエネルギーが摂れ、マラソンなどの長時間運動に向く。
- 【短所】高カロリーのため、ダイエットのためのスポーツには向かない。
- 「ゲータレード」自体は日本では廃版になりましたが、アメリカではスポーツ飲料の代名詞
タブソルト(内藤商店)
- 【長所】炎天下の作業やスポーツ時の塩分補給に適した塩タブレットです。
- 【短所】薬局でも入手困難 通販でのみ入手可能http://www.naitoh.co.jp/product/syoku_k00019.html
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